CC HOUSEのブログでは、主に狭小地と地下室についての話題をお届けしています。
今回は、地下室について。
その中でも、年間を通して地下室の室温がどうなっているかを、お伝えしたいと思います。
以前のブログで、地下室はコンクリートで造られているとお話ししましたが、コンクリートというと、なんとなく冷たいイメージはありませんか?
個人的な話になりますが、自分自身も「地下室=冬は寒く、夏は暑い」というイメージがありました。
ですが、実際に地下室に入ってみるとびっくり! とても快適で、夏場でも涼しく感じました。
弊社建築家によると、「地下室は土中にあるため、気温に左右されにくくなっています。
地熱は年間平均14度ぐらいなのですが、地熱の影響を受ける地下室は、夏は涼しく冬は暖かい、適温がキープされやすい環境です」とのこと。
つまり、洞窟のように、夏は涼しく冬は暖かい環境だということですね♪
実は、地下室で気を付けないといけないのは「気温より湿度」です。
地下室に使われるコンクリートは、大量に水を使う資材なので、コンクリート自体に水をたくさん含んでいます。
その余剰水が湿気となるため、建築後3年程度は除湿器と換気で湿度のコントロールが必須です。
地下室は気密性が特に高いため、機械換気で空気の流れを管理するのですが、これは3年経過後もずっと続けていただくことになります。
実際に施工したお客さま邸では、念のため地下室にエアコンを取り付けましたが、室温が安定しているため、ほぼ使用されていないそうです。
夏は涼しく冬は暖かい地下室は、書斎や寝室、趣味室などオールマイティにお使いいただけます。