現在施工中のお客さまの家では、地下室をリスニングルームとして活用する設計を行っています。
このお客さまは音楽がお好きで、地下室を音楽鑑賞専用の「リスニングルーム」にしたいというご希望でした。
音響の専門知識をお持ちの方で、部屋の比率や天井の高さなど、細部にまでこだわり抜いて設計を進めています。
地下室の施工ができる会社は限られており、今回のお客さまも弊社を見つけるまでに苦労されたとのことでした。
設計事務所などに相談しても、地下室に関する知識を持つ会社が少ないため、やりとりの中で不安を感じる部分も多かったそうです。
そんな中で地下室を専門に扱う弊社を見つけて、ご依頼いただきました。
お好きな音量で音楽を楽しめるよう、壁は厚いコンクリートでしっかりと防音対策を施します。
また、扉などの開口部にも工夫を凝らし、外からは音が聞こえない完全防音の空間を目指しています。
地上で同じことをしようとすると、音漏れの問題解決が大変ですが、地下の特性を活かすことで、理想の音響空間が実現しやすくなるのです。
地下室は広さがある程度自由に設計できる点も魅力です。
2~3帖といったコンパクトな広さはもちろん、今回のお客さまのように10帖を超える広々としたスペースも可能。
天井高も、今回のように350cmにして音が最もきれいに反響する高さを確保することも、一般的な240cm前後に調整することもできます。
今回のお客さまは、地下室をリスニングルームにするのが長年の夢だったそうです。
音楽や映画鑑賞にも適した地下室は、生活に新しい価値を生み出すことができると私たちは考えています。