私たちは、土地、特に狭小地を探す際は、設計士と一緒に探すのをおすすめしています。
「設計士に土地探しを依頼すると高くなりそう……」というイメージを持たれる方も多いようですが、実はその逆で、設計士と一緒に探すことで費用を抑えられることも多々あります。
形の整っていない変形地や、間口の狭い土地は、住宅会社が手を出さないことが多く、同じ条件でも安価になることがあります。
そうした土地の中から、お客さまの生活をイメージしながら、条件に合うものを選べば、結果的に設計士と一緒に探した方が費用を抑えられることが多いのです。
その他にも、建築士と土地探しをするメリットがあります。
土地選びでは、土地の中に何が埋まっているかを確認することも重要ですが、お客さまご自身では判断がつきません。
家を建てようと土地を掘ってみたら、ゴミやコンクリートの破片、アスベスト、瓦など、以前の建物の廃材が出てくることがあります。
過去には、4トン車2台分のゴミが出てきたケースもありました。
こうしたものが埋まっている場合は、売主側に撤去費用を負担してもらうなどの条件交渉が必要ですが、これもお客さまご自身では難しいのが実情です。
不動産会社は土地を販売することが仕事ですが、設計事務所はその土地に家を建て、お客さまの理想の暮らしをカタチにするのが仕事です。
同じ土地の売買でも、将来をイメージしながら土地選びをサポートできるのが、設計士と一緒に土地を探す大きなメリットです。
一見、条件の良い土地だと思っても、細かなリスクや条件など、お客さまだけではわかりにくい部分もあります。
特に狭小地は複雑な要素が多いため、設計士に相談せずに進めてしまうと、後々コストがかかってしまうことも。
これから家づくりをスタートされる方は、土地探しからぜひご相談ください。