狭小地に家を建てる時には、全ての部屋やスペースを広く造るわけにはいきません。
そこで、広くしたい場所、コンパクトでもいい場所をあらかじめ検討しておくのも大切です。


広くした方がいい場所のポイントは、「ご家族が長くいる場所」であること。
リビングは、ご家族が最も長くいる場所ですので、ご家族が揃ってくつろいでいても、狭苦しさを感じない空間づくりが必要です。
お客さまからも「リビングだけは広くしたい」というご要望が多く、狭小地でもなるべくリビングを広く造るようにしています。


コンパクトでも困らない場所は、主寝室や子ども部屋です。
昔は、「子ども部屋は最低6帖はないと……」という方が多かったのですが、最近は「寝るだけだから小さくてもいい」というように考え方が変わってきています。
同様に、主寝室も寝るだけならそこまで広くなくても問題ないかもしれません。
以前は、居室にさまざまな物が置かれていました。
子ども部屋なら、勉強机・タンスなど、主寝室ならドレッサー・タンス・テレビなど。
最近はこうした物を置く方が減っており、「リビングなどに共用のスタディーコーナーを設けるだけで十分」と、勉強机を持たないご家庭も増えています。スタディーコーナーは、ご両親のワークスペースとしても使えるため、お子さまが大きくなってからも不要になることはありませんね。


お客さまからは、「子ども部屋にこもってほしくないから、あえて小さめに造りたい」といった声も聞かれます。3帖+収納で、お子さま自身も快適にお使いいただいている事例もあります。


設計事務所での家づくりは、狭小地であってもアイデアを詰め込んで、快適にお過ごしいただけるように設計しています。興味のある方は、ぜひ一度ご相談ください。