狭小地に建つ住宅では、限られたスペースをいかに有効に、効率的に使うかがポイントの一つです。中でも今回は、キッチン周りのレイアウトについて考えてみましょう。


キッチンの中でも、アイランドキッチンや対面式キッチンは、おしゃれで人気がありますよね。ですが、こうしたキッチンはグルっと回る動線になるため、スペースの無駄が多くなってしまいます。
間口が狭い場合は、対面式やアイランドキッチンでは、そもそも通れる場所があまりなく、複数人でキッチンを使う時に不便さを感じることも……。


狭小住宅では、2間(3.64m)以上の間口が確保できれば、ある程度の自由が生まれます。
キッチンは2.55mが標準サイズですので、2間あればキッチンは十分に入ります。
そこに1.8mのキッチンの背面収納、冷蔵庫(70~75cm)を配置し、通路を70cm確保することを考えれば、キッチンは3帖ほどの広さに。これは一人で使うには十分ですが、二人でキッチンを使うとなると、もうすこし広さがあると安心です。


狭小住宅では「お客さまが大切にしたい空間に面積を使う」という考え方で間取りを考えていきます。キッチンの場合も、使う頻度や誰が使うのかによって広さや、選ぶキッチン、配置が変わってきます。
そして、階段下などのスペースをパントリーにするなど、空間を有効活用するのがマストです。


弊社のブログでは、狭小住宅でも快適に暮らすアイデアを今後もご紹介していきます。ぜひ定期的にご覧ください。