地下室について調べたことのある方なら、「ドライエリア」についてご存じかもしれませんね。ドライエリアとは、建物の地面を掘って造られる外部空間のことで、主に採光と通風を確保するために設けられています。


ドライエリアは、必ずしも必要なものではありません。
ですが、居室として地下を使う方で、光と風がほしいと思われるなら、ドライエリアを造り、外にベランダがあるような見せ方をする方法もあります。ドライエリアは、万が一の避難口としても使えるため、二方向からの避難をお考えの方にもおすすめです。


地下室ならではの「おこもり感」がほしい方や、防音仕様の地下室にされたい方は、ドライエリアは造らなくても問題ありません。逆にない方が、ご要望に沿った使い方ができますよ。


ドライエリアには、リスクもあります。雨水がドライエリアに入り込む可能性があり、その排水にはポンプを設置します。ポンプで水を排出するのですが、設備が壊れると困るため二台設置し、定期的なメンテナンスも必要になります。
ただし、ドライエリアの高さによっては、ポンプがなくても排水でき、光と風もしっかり取り込めるケースもあります。


ドライエリアに関しては、いろいろな考え方がありますので、私たちと一緒にお客さまにとって最適な方法を考えましょう。