家を売る予定はないけれど、自宅の資産価値が気になる方は意外と多いようです。
そこで今回は、ネットではほとんど情報が出ていない「地下室のある家の資産価値」についてご紹介します。


結論からいいますと、「地下室のある家は、構造的な理由から資産価値が高い」といわれています。
地下室の建設にはRC(鉄筋コンクリート)構造が採用されるため、一般的な木造住宅よりも耐久性が高く、評価が上がるからです。


まず、耐用年数に注目してみましょう。
木造住宅の法定耐用年数は27年であるのに対し、RC構造は45年とされています。
この耐用年数の違いは、固定資産税の評価基準にも影響します。
RC構造の住宅は耐久性が高く、その分、固定資産税の評価価値も高くなるのです。
税額は木造よりやや高くなる傾向がありますが、それは住宅自体の価値が評価されている証ともいえます。


資産価値の点から見ると、地下室を含む住宅は耐久性が高いため、売却時にも有利になる可能性があります。ただし、日本では建物自体の価値が低く見積もられがちで、地下室が売却価格にどれほど良い影響を与えるかは未知数です。それでも、木造住宅よりも高い評価を得られる可能性は大きいといえるでしょう。


つまり、地下室があることで資産価値が上がるというよりは、住宅構造の面から価値が高い家というわけです。
耐用年数の高い家は、売却する時以外にも、子や孫に引き継げるといったメリットがあります。「ご家族が代々、安心して住み続けられる家」という点は、大きな価値になるのではないでしょうか。


その他、地下室の持つ可能性や価値について疑問点があれば、いつでもご相談ください。