狭小地での家づくりというと、どうしても室内の間取りに意識が向きがちですが、実は「外の使い方」も暮らしやすさに関わってきます。都市部では隣家との距離が近く、前面や背面にしか余白が取れないケースも多いため、限られた外空間をどう活かすかがポイントです。


まず多くの方が優先されるのが、“駐車場や駐輪場”です。
車をお持ちの場合は必須になりますし、外部に借りるとなると継続的なコストもかかります。敷地の条件や車のサイズに合わせて無駄のない配置を計画することで、限られたスペースを効率よく使えます。


一方で、緑のある庭が欲しいという方もいらっしゃいます。
広いお庭を確保するのが難しい場合でも、ほんの少しのスペースにシンボルツリーを植えるだけで心が癒されます。
さらに外観の印象も良くなり、家全体の雰囲気がワンランク上のものに。
もし屋外での管理が難しい場合は、室内に大きめの観葉植物を取り入れるのも◎。
お手入れのしやすさという点では、こちらを選ばれる方も増えています。


最近は、洗濯物を外に干さない方が多くなっています。ランドリールームで完結するスタイルが定着しつつあり、「ベランダは必ず必要」という考え方も少しずつ変わってきました。その分、外空間を別の用途に活かすことができるのも、狭小住宅ならではの工夫です。


一方で、「ベランダでお茶を楽しみたい」「お子さまのプール遊びができるスペースがほしい」といったご要望から、2階に広めのバルコニーを設けるケースもあります。
4帖半程度の広さを確保することも可能で、その場合は水栓を設けておくと使い勝手が格段に良くなります。


狭小住宅の外空間は、限られているからこそ使い方が重要になります。癒しの場としても、実用の場としても、ご家族の暮らしに合った形で計画することが、心地よい住まいにつながっていきます。