日本で生活するなら、大きな地震への備えは必要ですよね。
そこで今回は、地下室にいる時に大地震が起きてしまったら、どのように行動すればいいかについてご紹介します。


■地震の時の地下室は安全!
地震発生時に地下にいると、地上にいる時より焦ってしまうかもしれません。
ですが、地震が起きた時は、基本的には地下室でじっとしているのが安全!
地下室はコンクリートで囲まれた強固な空間で、地震の揺れや外部からの影響を受けにくい特徴があります。そのため、地震によって建物全体が大きく損壊しない限り、地下室が崩れる可能性は非常に低く また、揺れの直接的な影響も地上より軽減されることが多く、地下室では落ち着いて行動することが重要です。


ただし、津波のリスクがある地域では注意が必要です。
津波が到達する地域では、地下室が浸水するおそれがあるため、安全な場所に避難しなければなりません。
弊社では、ハザードマップで津波や水害のリスクがあるとされる場所には地下室を造らないようにしており、その点は慎重に施工しています。


■地下室はなぜ安全なの?
地下室は、構造自体が非常に強固! 弊社では、地上部分の壁厚は約15cmに対し、地下部分は25~30cmの厚さで設計しており、地震に対して強い造りとなっています。
これは、海外の地下シェルターのような役割を果たせるぐらい強固なものです。
特にRC構造(鉄筋コンクリート構造)の住宅は強度が高く、地震の際に大きな変形や損壊が発生することはほとんどありません。
家全体の安全性を高めるためには、RC構造を検討されてもいいでしょう。


■防災のために扉は開けておく
一点、気を付けるべき点は、上に出るための扉です。
地震の揺れによって家全体が歪んでしまい、地下から地上への扉が開かなくなる可能性もあるため、必要のない時は扉を開けておくことをおすすめします。
これは、地下室だけに限らず、家の他の部分でも同様です。日ごろからできる防災対策として、ぜひ取り入れてくださいね。


万が一、地下室にいる時に地震が起きてしまっても、焦らずにそのまま揺れがおさまるまで待ってください。
その後、地上に出て周囲の状況を確認してくださいね。