家を建てる時には、常識に縛られることなく「これって本当に必要なの?」と設備やアイテムを見直すことも大切です。
特に狭小住宅では、限られたスペースの中に全てを詰め込んでしまうと、せっかくの新居が手狭に感じてしまうことも……。そこで今回は、弊社スタッフの実体験やお客さまの声から、「手放して良かったもの」を5つご紹介します。

◆リビングのソファー
ソファーは1帖程のスペースが必要なので、リビングが6~8帖と限られている場合には、置くと場所をとってしまい邪魔だと感じる方も。
実際に「置いたけどあまり使わなかった」というスタッフもおり、最近は思い切って置かない方も増えています。その代わりにダイニングテーブルセットをリビングと兼用したり、ヨギボーなどのアイテムでくつろぐスタイルもアリ!
動かしやすく、模様替えもしやすいのがポイントです。
◆少なめの窓
狭小地では隣家との距離が近いため、「窓を開けたくない」「視線が気になる」という理由から、そもそも窓を減らす設計が増えています。特にトイレや浴室のような水まわりの窓は、「使わない」「必要性を感じない」という方が多く、あえて設けないケースも。
居室には法的に必要な窓を設けますが、「窓が少ない=暗い家」というわけではなく、天窓や間接照明で明るさを補う工夫も可能です。

◆勝手口
かつては「勝手口は必須」といわれていましたが、狭小地では勝手口を開けられるスペースがそもそも確保しにくいことも多いのです。出入りも物の搬入も玄関からで十分だと感じる方が多数派で、「なくても困らなかった」と感じていらっしゃいます。
◆廊下
限られた面積の中で「もったいなかった」と感じやすいのが、廊下のスペースです。
スタッフの自宅でも「リビングに入るまでの廊下をやめておけば、もう1帖分広くできたかも」と感じることがあるようです。廊下を最小限にしてその分リビングや収納にまわせば、暮らしやすさがぐっと上がります。
◆扉
「扉の数を減らす」ことも、狭小住宅の空間づくりではよく検討されます。たとえば1階はリビングとトイレだけに扉を設け、それ以外はオープンな空間にした事例もありました。収納の扉も、開閉のためのスペースがいらないオープンタイプにすることで、空間に余裕が生まれますよ。
狭小住宅では「足す」よりも「引く」工夫が鍵になります。すっきりとした住まいを目指したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。