「家は一生のお買い物」とよくいわれます。
一度建てた家で老後まで暮らしたい方にとっては、老後まで安心して暮らせる家か、という点も家づくりの大切なポイント。
一方で、最近のお客さまを見ていると、以前とは少し考え方が変わってきているようにも感じます。


少し前までは、「年を取っても暮らしやすい家にしたい」というご相談が多い印象でした。
最近はそれに加えて、「できるだけ健康で長く暮らしたい」「階段も運動だと思って生活したい」というように、健康寿命を意識される方が増えています。
そうした変化から、“将来への備え”よりも、“今の暮らしを快適”にすることを優先される方が多くなっているように感じます。


例えば、以前設計した二世帯住宅では、一般的な「1階に親世帯、2階に子世帯」とは逆に、2階をご両親、1階を子世帯としたことがありました。
生活時間帯の違いや、お子さまの足音などを気にせず、お互いが気持ちよく暮らせることを優先したためです。
その際は、将来も安心して暮らせるよう、階段をゆるやかにし、必要になればリフトを設置できるだけの幅も確保しました。
「今は必要なくても、将来の選択肢を残しておく」そうした考え方も家づくりでは大切です。


地下室のある家にお住まいのお客さまの中には、現在は地下室をご夫婦の寝室として使われている方がいらっしゃいます。
ただ、「年齢を重ねたら、2階の子ども部屋を夫婦それぞれの寝室として使う予定です」とお話しされていました。
このお住まいは2階に浴室や洗面室があるため、将来的には生活動線を2階にまとめることで、より暮らしやすくなるよう考えられています。


また、「もし介護が必要になったら、自宅ではなく施設で暮らそうと思っています」と話される方もいらっしゃいました。
家を建てる頃はまだお若いため、年齢を重ねるにつれて考え方が変わることもありますが、「動けなくなったら施設で」という選択肢はこれから増えていくのかもしれません。


老後をどこまで考えて家づくりをするかは、ご家族によってさまざまです。
しっかり将来まで見据えて計画される方もいれば、「まずは今の暮らしを快適にしたい」と考えられる方も。
どちらが正しいということではなく、ご家族の考え方やライフスタイルに合わせて設計することが大切です。
CC HOUSEでは、現在の暮らしやすさはもちろん、将来の暮らし方も一緒に考えながら、そのご家族に合った住まいをご提案しています。