狭小住宅を建てる場合、限られたスペースをどのように活用するかが大切で、考え方によって暮らしが大きく変わる部分です。
私たちは、画一的な建売住宅ではなく、設計事務所を選んでいただいたお客さまには、外構部分も含めて快適性を追求したプランをご提案しています。
今回は、私たちが考える外構アイデアの一部をご紹介します。
■壁で囲わない方が土地を有効活用できる
狭小地では、壁や塀で敷地を囲ってしまうと、土地の使い方が制限される場合があります。特に長方形の土地で間口部だけが道路に面している場合、壁を作ることで敷地の活用範囲が狭まりがちです。
また、角地など二方向からアクセスできる土地では、壁を設けずオープンにすることで、よりスペースを有効活用できます。
■車を置くかどうかは早めに検討しておく
狭小地では、駐車スペースを確保するかどうかで、外構デザインが大きく変わります。
車を置かない場合は、塀やフェンスを比較的自由に配置できます。
ただし、自転車を置くならスムーズに出入りできる工夫が必要です。
駐車スペースが必要なら、基本的には塀やフェンスは控えめに、車の出入りや駐車の邪魔にならないように設計します。
■インターホンとポストの位置は意外と大事♪
狭小住宅だけに限りませんが、インターホンとポストの位置は意外と重要です。
敷地内になるべく人が入って来ないようにしたいなら、敷地ギリギリの場所に設置するのがおすすめ。郵便物をわざわざ取りに行くのが面倒……という方なら、ポストだけを玄関口に、インターホンは敷地ギリギリの場所に設置することも可能です。
狭小地の外構は、快適に暮らすためにぜひこだわっていただきたい部分。
限られたスペースをどう活かすかを慎重に検討しながら、自分たちに合ったデザインを目指しましょう。