みなさんは、住宅の地下室にどのようなイメージをお持ちですか?
暗い、じめじめとしている、といったネガティブな印象を持たれる方もいらっしゃるようです。


このような閉そく感のあるイメージがついているのは、「地下室は土の中に全て埋めないといけない」と思っている方が大半だからかもしれません。
ですが、実際には地下室の天井が地面から1M以内であれば良いので窓を取ることもでき、十分に光を取り込めて、開ければ風を感じる事も可能です。
完全地下室に比べて土地を掘る深さも浅くなる分、コストを抑えられるんですよ。


ただし、防音室として地下室を造りたいという場合は、防音効果が高まるため、全て埋める方法がおすすめです。
用途によって地下室をどの程度埋めるのかが変わるのです。


窓を造る以外にも、上部空間(1階)との一体感で開放感を演出する方法も。
寝室として利用されているお客さま邸では、地下室の扉をなくし、1階からつながるオープンな空間にされました。
プライバシーを重視されるなら、1階と地下のどちらにも扉を付けられますが、1階だけに扉を設置した方が地下室自体が広くなり、閉そく感は解消されます。


さらに階段部分を活用し、吹き抜けのように演出してトップライトなどを付ければ、視線が抜ける上に室内もおしゃれで明るい雰囲気になります。


実際の地下室は、暗くじめじめした雰囲気ではありませんので、ぜひ選択肢の一つに加えてご検討くださいね。